「書評チャンネル in シラス」第2回のアーカイブです。
1980年代の仏教学界では、「如来蔵思想は仏教にあらず」「本覚思想批判」などといった挑発的なステートメントとともに、仏教とは何か?という問題提起と、それに対する批判、議論が巻き起こりました。後に「批判仏教 Critical Buddhism」と総称されるようになるその運動は、一部の海外での展開を除くと、現在ではほとんど話題になることはありません。「批判仏教」とは何だったのか。その意義はどこにあるのか。代表的な著作をとりあげて「書評」を行いたいと思います。