「ネイチャー・マイクロバイオロジー」誌は現地時間28日、国際的研究チームの研究成果としてインターネットで論文を発表し、新型コロナウイルス感染症のパンデミックを起こしたSARS-CoV-2は40~70年前のそれに非常に似たウイルスから進化したもので、コウモリによる伝播がすでに数十年に達したとの見方を示した。
同研究チームは米ペンシルベニア州立大学や英エディンバラ大学、中国・香港大学などの研究者からなり、ウイルスの起源に関する研究は感染拡大の防止にとってきわめて重要だとしている。
英国放送協会(BBC)の報道によると、この研究成果によって、実験室漏えいや人工製造などといったウイルス起源に関する陰謀論は台無しになるという。