第7回ニコニコ学会βシンポジウム 研究100連発『星とたんぽぽ』~見えない世界を可視化する~」
宮田真人氏(大阪市立大学大学院理学研究科教授)寄生性のバクテリアであるマイコプラズマが菌体の片方の極に持つ、“接着・滑走器官”の構造と機能を調べることにより、生体運動の分子機構を見えるようにした。研究室(マイコ部屋)には、汎用3Dプリンターで作られたマイコプラズマなどの模型が並ぶ。2012年から文科省科研費新学術領域「運動超分子マシナリーが織りなす調和と多様性」代表を務めている。好きな言葉・モットーは「情けは人の為ならず」。
【筋肉では動かない、未知の運動メカニズムを解き明かす】001.動物の動きに興味を持ち筋肉の研究を始める
002.マイコプラズマは、筋肉による運動とは異なる滑走運動をしていた
003.肺炎のマイコプラズマも滑走運動をしていた
004.滑走を行う車輪に相当する物質の動きを止めることに成功
005.車輪を止める物質を着色し、車輪の位置を特定
006.車輪は"あし"だった!
007."あし"の構造をモデル化
008."あし"のタンパク質分子を観察
009.タンパク質分子の画像が、ノーベル賞学者の絵本に採用
010.水中でゆらぐ"なまあし"を観察
011."あし"を動かすエンジンの構造を観察
012.遺伝子操作でエンジンを光らせ、エンジンの位置と動きを観察
013."あし"を動かす全体像を特定
014.3Dプリンタでマイコプラズマを再現
015.3Dプリンタの生物学分野での応用
016."あし"が掴んでいる物質を特定
017.マイコプラズマの動力を計測
018.ガソリンとなる物質を特定
019.マイコプラズマが動くメカニズムのまとめ
020.生態生物学の魅力を一般の人に伝えるため、スマホアプリを作成
+1.めずらしい生体運動のプロジェクト
+2.マイコプラズマ運動の研究,ここに終焉
+3.テーマを探すのが研究者人生
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