通勤・通学時間帯を襲った今回の地震、一日90万人近くが利用する大阪駅では、多くの人が止まってしまった列車内に取り残されるなど大混乱となった。
週明けの6月18日。多くの人が行き交う朝の通勤時間帯を最大震度6弱の地震が襲った。一日90万人近くが利用する大阪駅では車内に取り残される人や駅で運転再開を待ち続ける人などが続出。また、走行中に止まってしまった列車の乗客は線路に降り、駅までの道のりを延々と歩くこととなった。なかには、車内の座席を外し、2つ合わせてスロープ代わりにし、脱出する光景も見られた。乗客が降りた後だろうか、多くの作業員によって列車は押されていった。しかし、駅を出ても混乱は続く。多くの振り替え輸送客のため、バスはすし詰め状態。実際、今回の地震の揺れはすさまじく、震源に近い阪急茨木市駅では電光掲示板が落下。JR高槻駅では蛍光灯が人の頭に当たるぐらいの高さまで落ちたり、水漏れなどの被害もあった。一方、地震の影響で東海道新幹線や山陽新幹線は一時、運転見合わせ。東京駅では切符売り場に長い行列ができた。
関連
突然の揺れで大都市混乱 大阪震度6弱ドキュメント
sm33384927自衛隊が情報収集 消防庁は援助隊派遣へ 政府対応
sm33384655菅官房長官「今後2,3日は落ち着いて行動をして、助け合ってください」
sm33384666茨木市で屋根瓦や寺の門に被害
sm33384697通勤・通学の時間帯を直撃 近畿のJR再開めど立たず
sm33384623約30mに渡り壁が倒壊 女児が巻き込まれた小学校
sm33384603大阪府北部中心に地震の被害拡大 女児ら3人死亡
sm33384591浅い震源で大きな揺れ 同規模地震への注意呼びかけ 気象庁
sm33384582