東海道新幹線の車内で3人が切り付けられて1人が死亡した事件で、新幹線の車掌長が約15分間にわたって男の説得を試みていたことが分かりました。
JR東海・金子慎社長:「(車掌長は)初めは座席シートを持って、その後、近くのキャリーバッグを持って盾にしながら『やめて下さい、話を聞きますから』とそういう声の掛け方をして実際に男は犯行をやめたということです」
JR東海の金子社長は6月13日の定例会見で、殺傷事件が起きた当時、新幹線の車掌長が小島一朗容疑者(22)に話し掛けながら近付き、約15分間にわたって説得を試みたと明かしました。その後、小田原駅で確保されるまで、小島容疑者は無言で落ち着いているように見えたということです。一方、金子社長は金属探知機など手荷物検査については「検査に時間がかかり、鉄道の利便性を著しく損ねる」として導入を見送る方針です。
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