石川県小松市の駅で線路に7歳と5歳の兄弟が倒れているのが見つかり、弟が死亡した。現場を通過した特急電車にはねられたとみられている。
元気に学校に向かう子どもたち。しかし、その脇には無数の保護者らの姿が。この踏切の80メートルほど南では、5月25日に奇妙な出来事が起きた。5歳と7歳の兄弟が同時に電車にはねられたというのだ。滋賀県と石川県を結ぶJR北陸本線。2人は午後7時前に粟津駅の金沢方向の線路で見つかった。人のあまりいないホーム先端のすぐ先に倒れていたという。接触したとみられるのは、駅を通過した特急。運転手は気付かなかったというが、先頭車両のドライブレコーダーにはしゃがみ込んだ2人が映っていた。さらに、最後尾のレコーダーには倒れた2人の姿が残っていたという。近くに住む小学2年生の山本晃君と弟の悠太ちゃん。悠太ちゃんは死亡。晃君は意識が戻っていない。新潟では今月、線路に遺体が遺棄される事件が起きたばかりだ。これに対して石川県警は、ドライブレコーダーに第三者が映っていないことから事故との見方を強めている。