日立製作所の中西会長は、撤退も検討しているイギリスの原発事業を巡ってメイ首相と会談し、最終決断に向けて協議しました。
関係者によりますと、今回の会談はメイ首相側が持ち掛けたもので、イギリス中西部での原発の建設計画を継続させるかどうか、最終的な交渉が行われたとみられるということです。原発の安全基準の強化などで事業費が3兆円規模にまで膨らんでいることから、日立はイギリス政府から十分な出資を得られなければ撤退も視野に入れています。約1時間の会談を終えた中西会長は報道陣の前に姿を現さず、コメントなども発表しませんでした。
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